【第20回】リモートワークと老婆心

（写真再利用）

世界中で様々な人の人生を狂わせたコロナ禍。

ビジネスの世界にも暗い影を多く落としました。

でも、たった一つだけ、あれをきっかけにして結果的に良くなったと思うことがあります。

リモートワークの定着です。

思えばＩＴ業界ほど、リモートワークに適した業界はないでしょう。

当社の例ですが、コロナ禍が始まった頃、試しに「完全リモートワーク」を半月ほどやってみたところ、驚くくらい「何も問題なく仕事できる」ことがわかり、機器そろえて就業規則変更までしてリモートワークを恒久措置にしてしまいました。

あれから数年。

今ではすっかり定着し、社員の皆さんは、通院や小さなお子さんの学校行事、親御さんの介護などのための時間を自由に調整しながら、「ワークライフバランス」を保って仕事をしています。

さらに、顧客やパートナー企業との打ち合わせももっぱら「リモートミーティング」。

ホームページなどからの問い合わせでスタートした「お互い初見」の顔合わせだってリモートだったり。

もちろん、全てリモートで良いということにはならないですね。実機や本物ホワイトボードを囲みながら皆でアイデア出しするような会議は、やはりリアルに限ります。

でも、いわゆる進捗状況や懸案事項管理などの打ち合わせであれば、リモートで全く問題ありません。

リモートワーク万歳。

ほんの数年前まで毎日毎日電車乗って事務所と顧客先をやたらと移動していたあの時間と費用って、一体何だったのでしょう。

良いことだらけのような「リモートワーク」なのですが…

ここで一つだけ、若い人々に対して、私が声を大にして言いたいことがあります。

「職場でのリアルな出会い」を大切に！

です。

職場恋愛とか職場結婚とか、この国ではかなりの割合なのですよ！

#MeToo（笑）

以上、老婆心（老爺心？）でした。