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弱小IT社長のひとりごと
~この国の若きITエンジニア達へ~

【第30回】情報処理技術者試験

2023-12-18

IT業界に限らず、ひとつの業界で「エンジニア」として生きていくためには、その専門分野の知識習得が必須です。

 

一口にIT業界といっても間口は広く、日進月歩で技術が進んだ現在、ITエンジニアに求められる知識はとても多岐にわたります。

あまりに広くなったため業界も細分化が進み、それぞれの分野で必要な知識も、ある程度絞り込めるようになっています。

 

そんな中、業務に勤しむITエンジニアの皆さんにお勧めしたいものがあります。

 

「情報処理技術者試験」です。

 

「会社に言われて年に一回、とりあえず受けに行く」と言うスタイル(?)の人も多いかと思いますが、ここはぜひ、本気で合格を目指しませんか?

高度区分の試験を複数合格するくらいまで、です。何年かけても。

 

私も一時期、かなり勉強していくつかの高度区分に合格、最終的に当時最高峰と言われた「システムアナリスト(現在のITストラテジストに相当)」に到達しました。

 

合格して良かったこと、大きく2つあります。

 

一つは、「業務の中で断片的に覚えた知識」が、勉強進めるにつれて「体系だった知識」として整理され、そこに教科書的な知識が肉付けされて強化されたことです。

特にIT関連の学校を経由せずに業界に入った人にはとても有効です。

 

もう一つは、高度試験合格者が集まる団体に参加し、勉強会や情報交換ができるようになったことです。

私が参加している「日本ITストラテジスト協会」では月に一度、週末に集まって月例会を開き、専門家を呼んでセミナーを実施したり、テーマを決めてディスカッションしたりします。

 

もちろん、その後は懇親会。

 

そこで広がった人脈は、私にとってとても大切なものになりました。

 

ただあの試験、ひとつだけ提案がありまして。

論文試験、キーボード使えるようにしてもらえないかな…