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弱小IT社長のひとりごと
~この国の若きITエンジニア達へ~

【第38回】「日本語」の重要性

2024-02-19

ITエンジニアを志望する人には、比較的に「どちらかというとコミュニケーションが不得手」なタイプが多いようです。

 

「人と話すのがあまり得意ではないので、プログラミングなどの『一人で完結できる仕事』をしたい」ということかも知れません。

 

だから、多いですね。

 

複数の要素が絡み合った複雑な事象をうまく説明できない人

文脈を読み解くような高次の文章読解ができない人

 

そういう人たち、つまり、

 

「日本語」がうまく操れない人。

 

です。

 

私がこれまで一緒に仕事した人の中で、「この人優秀だな」と思った人は何人もいます。その人たちは皆、とても優れた「日本語使い」でした。

 

話を聞くと、やはり幼少期からの読書量が多かったですね。

 

「優秀なITエンジニア」は「読書家」なのです。どうやら。

 

(ただこれ、残念ながら逆は必ずしも真ではありません)

 

我々ITエンジニアの仕事には専門性があり、単語ひとつの意味を間違えると、とたんに「コミュニケーションギャップ」が発生するということがよくあります。

 

特に「日本語能力があまり高くない人」の会話は、お互い意味が正しく通じず、同じことを堂々巡りのように問答続けることがあります。

 

その結果誤解が生まれ、まるであさっての方向に向かって意味のない作業に時間を使ってしまうなど、プロジェクトの進捗に影響を与えることすらあります。

 

ITエンジニアにとって、わりと重要なことなのです。「高い日本語能力を持つ」ことって。

 

私は一応、このコラムシリーズ書ける程度の日本語力は保持しています。

はい。少年期から本を読むことが大好きでした。

最近は老眼が進んだためか、なかなか読書欲が湧かなくなってしまいましたが、40代くらいまではカバンの中にはいつも「読みかけの本」が入っていました。それも専門書ではなく、ミステリーやエッセイなどなど、読みたいと思ったもの何でも。

 

「どうも、日本語能力に自信がないな」という若きITエンジニアの皆さん。

 

効果は保証しませんが、今からでもたくさん本を読むことをお勧めします。

 

もちろん仕事と全く関係ない小説やライトノベルなどでも良いと思いますよ。