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弱小IT社長のひとりごと
~この国の若きITエンジニア達へ~

【第42回】ガラスのメンタル(1)

2024-03-18

ITエンジニアに限らず、最近の若者は「打たれ弱い」とよく言われます。

私の周りを見ても確かに多いですね。打たれ弱い人。

 

メンタルが強い人のことを「鋼のメンタル」などということがありますが、さしずめ

 

「ガラスのメンタル」

 

といったところでしょうか。

 

特にIT業界は真面目でおとなしいタイプの若者が多く、ちょっとびっくりするくらい打たれ弱いタイプの人がちらほら見受けられます。

 

何かちょっとしたミスをしたり、注意を受けたりするだけで、翌日から会社に来れなくなってしまう、などの事例もあります。過去、当社でも何人かいました。

 

特に思い当たるような原因もなく、昨日まで元気に仕事していたのにある日突然会社に来れなくなってしまう、などのケースもあるようです。

 

そこまでいかなくても、「(私の眼には)微々たること」「(私にとっては)よくあること」を過大に捉え過ぎ、どんどん自分を追い込んでしまうタイプも多いようです。

 

こちらとしては「困ったなあ」と思うのですが、それを、「最近の若い者は…」などと嘆いたところで、どうなるものでもありません。

 

もう、「そういう人たちが多い社会」であることを受け入れ、「それでも職業人として一人前に働いてもらうためにどうしたらいいか?」を、企業や社会が考えて実行していくしか、道がないのかも知れません。

 

念のために言っておきますが、私は医者でも学者でも教育者でもありません。事業主です。

なので、その人の「人間的成長」や「幸福」に責任を持つものではありません。

あくまで目的は「ちゃんと仕事してもらうこと」です。

 

そんな観点から、最近の若い人々の「ガラスのメンタル」について、少し考えてみることにします。

 

このテーマ、いろいろ書くことがあるので連続します。おそらく5回連載になると思います。