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弱小IT社長のひとりごと
~この国の若きITエンジニア達へ~

【第45回】ガラスのメンタル(4)

2024-04-08

人には「居場所」が必要です。

物理的な「場所」としてだけでなく、精神的な「拠り所」という点からも。

 

たとえあなたがガラスメンタルの持ち主だったとしても、仕事上の「居場所」が無事にみつかり、そこでの「立ち位置」を確立することができれば、きっと気分よく働き続けることができるでしょう。

 

そのためにはどうするか?

ですか?

 

個人的に思うのは、「仕事上の居場所を見つける」って、わりと大変なことだということです。

 

「自分の存在が、その組織で役に立っている」という実感がないといけません。

それはつまり、

 

「仕事に自信を持つ」

 

ということですよね。

 

昔話になりますが、私が駆け出しエンジニアを始めたころから十数年間、特に20代後半から30代後半くらいまでは、もう本当に「仕事一筋」な人生でした。

労働環境も今よりはるかに過酷で、22時前に家に帰ることなどほぼないような働き方でした。

だから、数年すると自然に「自信を持つ」ことができるようになったのだと思います。

最終的には「居場所」を自分で作ってしまう(起業してしまう)くらいに。

 

ただ、同じことを現代のガラスメンタルの皆さんに求めるのも、もう時代遅れだし酷だよな、とは思います。

 

でも、やはり若いうちは仕事に「熱中」しましょうか。

通常の就労時間+αくらいで良いので。

「自信を持つ」くらいになれるまで。

 

逆に言うと「熱中できる仕事」を探しましょう、ということですね。

 

前回エントリでも書きましたが、人生の選択肢はたくさんあります。

 

一度や二度の失敗や失跡でめげちゃうのも早いとは思いますが、完全に「メンタル破壊」の危機を感じたのであれば、やはり別の選択肢を探すべきなのかも知れません。

だって、その仕事、「熱中できる仕事」ではないということでしょう?