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弱小IT社長のひとりごと
~この国の若きITエンジニア達へ~

【第56回】「独立する」ということ

2024-06-25

ここら辺でちょっと目先を変えて、「独立」とか「起業」などについて数本書いてみます。

(このところ少しネタ切れ感もあるので)(笑)

 

一応、私の会社は起業してから20年以上経ちました。

 

まあよくここまで持ったものだと、我ながら感心します。

山あり谷ありというか、ずっと谷底歩いてきたようにも思いますが。

 

ところでITエンジニアという仕事、割と「独立」を考えやすい仕事です。

あなたの周りの誰かも、いやひょっとするとあなた自身も近い将来の「独立」を視野に入れているかも知れませんね。

 

「独立」するにあたっては、絶対に必要なことがいくつかあります。

 

「最初の仕事」「最初の顧客」はもちろん必要です。

 

「当面困らないだけのお金」も必要です。

 

でも、なによりも大切なことがあると、私は考えています。

 

「家族、特に配偶者の理解」と、「良好な親戚関係」です。

 

独立すると、最初の頃は何しろ収入が不安定になります。

 

夜中まで一心不乱に働くことが増え、当然のように毎週の定期的な「休日」もなくなります。

(というか、独立直後なのに毎週休める、というのは「仕事がない」ということとイコールですって)

 

大きめの入金が3か月後だとしても、それまでの間一切「休日」がなかったとしても、理解して許容してくれる家族がいなければ、まず精神的に耐えられません。

会社員時代には考えたこともないような、孤独やプレッシャーに押しつぶされてしまいます。

 

また、そのような仕事を始めたとしても、陰に陽に理解して支えてくれ、ときには金銭的にも協力してくれる「親戚」の存在は、実はとても大きいものです。(実際、私はそうでした)

 

近い将来の独立を視野に入れている若きITエンジニアの皆さん。

今一度、自分に問いかけてみましょう。

 

「家族、特に配偶者からの最大限の理解は得ていますか?」

「いざという時、金銭的協力すらお願いできるような親戚が複数人いますか?」